お金は欲しい。でも、働きたくない!
つい本音が出てしまった…。
ただ、働かずにお金を得る方法は決してないわけではありません。今日は、不労所得について考えていきましょう。
不労所得とは
不労所得の基本は「お金が働くこと」です。
いきなりお金が降ってくるわけではありません。
では、あなたは何をするのでしょうか。
あなたはお金が働く先を探します。そしてお金に働いてもらうのです。人材派遣業ならぬ金銭派遣業の社長になるのがあなたの役目です。さぁ求“金”広告を見てみましょう。
貸出
ある企業やプロジェクトにお金を貸し出す方法です。個人が貸し出す際に仲介企業を通すことが一般的で、クラウドファンディング(より貸出に限定した形でソーシャルレンディング)という名前でも知られています。
お金を貸し出している期間、金額に応じて一定の利息が得られ、これが不労所得になります。
預金と非常に似ていますが、企業やプロジェクトが失敗した場合には貸し出したお金が減ることがあります。
株式
ある企業の株式を購入する方法です。証券会社に口座を作り、株式を購入することが一般的です。
購入できる株式は、取引所に上場している企業の株式となりますが、ETFや投資信託といった1つの企業ではなく、指数などでまとめられた株式を購入することも可能です。
(参考)株式インデックス
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金融商品(その2) ー 日本株インデックス
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保有している期間、保有している株数(または口数)に応じた配当金や売却時に値上がりした分の売却益が得られ、これが不労所得になります。
購入した株式を発行する企業が破綻した場合や、売却時に値下がりした場合には、お金が減ることがあります。
不動産
土地や建物を購入し、それらを貸し出す方法です。すべて土地や建物の管理を自分で行うこともできますが、仲介企業を通し管理費用を払う方法が多く見られます。1人で1つの物件を買う方法や、複数人で1つの物件を買う方法などさまざまです。また、物件を買う際には不動産向けローンを使うこともあります。
物件を所有している期間、借主が入居していれば賃貸料を得ることができ、不動産向けローンの返済との差額が不労所得になります。
物件が空室となっている期間が長い場合には、お金が減ることがあります。
その他
もちろんこれら以外にもお金の働く先は見つかります。例えば為替証拠金取引(FX)や仮想通貨がその代表です。
ただ、人に働いてもらうとなれば、仕事の時給や危険性、期間などを意識するでしょう。
お金に働いたもらうときも同じです。FXや仮想通貨は危険性がかなり高い仕事です。
まとめ
改めて特徴についてまとめておきましょう。
特に不労所得の内容(リターン)とお金が減る要因(リスク)についてまとめながら見ていきます。
負債性という言葉や資本性という言葉が出てきます。これらについては以下のページで説明しています。
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貸出
期間 | 任意 | (投資時に選択) | |
リターン | 期間収益 | 利息 | (投資期間一定) |
売却損益 | - | ||
主なリスク | 未返済 | (企業などが満額返済できない) |
貸出は負債性があります。企業などが満額返済できないことはありえますが、可能性としては低くなります。また、貸出期間を投資時に選択する点が特徴です。貸出期間中は利息が入ってくることを確認しながら貸出終了を待つだけでいいのです。その点が不労所得として、非常に向いているのです。
株式
期間 | 無期限 | (自ら売却を選択) | |
リターン | 期間収益 | 配当金 | (業績に応じて変動) |
売却損益 | あり | ||
主なリスク | 価格下落 | (業績低迷などで価格下落) |
株式は資本性があります。物価の上昇に対応して価格が上昇してくれる可能性が高まります。物価が上昇してしまうと1円の価値は下落します。
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将来のことを考える(その2) ー 物価とは?
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株式の場合は企業の業績に変動する部分が非常に大きくなっています。半年や1年ごとに配当金が出る株式も多いですが、この配当金は企業の業績に応じて変動します。また、株式は無期限ですから、自ら売却するまで保有し続けることになります。こまめに企業の業績や株式の価格を確認するといった管理が必要となります。
不動産
期間 | 無期限 | (自ら売却を選択) | |
リターン | 期間収益 | 家賃収入 | (業績に応じて変動) |
売却損益 | あり | ||
主なリスク | 空室 | (空室の場合費用のみかかる) |
不動産は住宅ローンの有無などによって複数の特性を持ちます。ただ、いずれの場合も物価上昇には強く、家賃収入を継続的に得られます。また、税制などをうまく使うことで税金を減らすことができます。
一方で、空室が続いた結果、当初想定した収入が得られないことがあるほか、物件の修繕費などで期間中に費用が追加で発生する可能性があります。
考えておくこと
その通り…。
実はそうではないよ。
最小金額はせいぜい数万円から。不動産の場合はローンを借りることもできるから、元手ゼロから始められます。
もちろん、いきなり大きな金額でやろうというのは危険性が高すぎる。どんなことでも最初は少しずつやるのがおすすめ。
もし失ってしまったら生きていけないような金額でやることはおススメできません。余っているお金を少しずつ少しずつ働いてもらうようにすることが大切なんです。